とある数学徒のひとりごと

ゆるく, しかし粘り強い思考を求めて

こころの大円、交わるか?

今日、米津玄師さんの『vivi』を聴いてたら、ふと思ったことがありました。

「さよならだけが僕らの愛だ」ってなんだ?

さよならというのだから、2人の間の距離が離れていくのは確かなのですが、ずーっと離れていくとどうなるんだ?

仮に、二人ともが自分の進むべき道をまっすぐに進んでいったとしたら、地球は3次元多様体ですから、2つの大円(測地線)は交わるはずです。

となると、結局2人はまたどこかで会うことになるんですかね。

もし、また会ったときに元の関係に戻れないとなると、「こころ」は少なくとも地球のように球体ではなさそうです。(円でもなさそう、測地線が交わらないなら直線とか?幾何学は専門ではないのでテキトーなこと言ってますが。)

とまあ、こんなことをふと思ってしまいました。

数学的な冗談は抜きにして、それでもやっぱり不思議です。

銀河鉄道999』の歌詞にも、

「わかれも愛のひとつだと」

という歌詞があります。

お互いのために別れる、これが愛なんだ。ということなのでしょうか。

お互いのためとは?

何かしら超越的なものを感じますね。考えてもわからないようなもののような気がします。

僕はまだ、そのような経験がないのでわかりません。

「愛している」と言いながら離れ離れになるというのはどういうことなのか。

自分の子供を養子やほかの場所にやってしまって、自分のところから離してしまう時には、そういうことがあると思うのですが、若い男女の間ではそのような事態は起こるのかな?

誰かに聞いてみたいけれど、聞く人がいないなぁ。

きっと、誰かと別れないとわからないものなのでしょうね。僕にはまだまだだ。(まだ相手がいない...)

誰かが好きになってくれている、もしかしたらそれだけで十分なのかもしれませんね。